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コレクション散逸の危機 [雑感]

昨夜の話の続きです。

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アマゾン自然館・民族館には実に20000点もの
生き物の標本、はく製、飾り物、装飾品、工芸品、道具などなど
が収蔵され、広く一般に公開されていたそうです。
ところが平成の大合併のために、それぞれ別の町にあった
自然館・民族館が「一つの町に二つもいらないだろ」という
無茶な理屈でひとまとめにされ、
入場者数も減少したので「閉める」ということになったのだそうです。

収蔵品は「お金に物を言わせて手に入れた」ものでは全くなくて
アマゾンの奥地に出かけて
彼らの暮らしに溶け込み、信頼を得て
そのうえで、物物交換をしてようやく
入手したという逸品ばかり。

それを50年近い年月をかけてひとつひとつ集めてきた。と。

世界に2つしかなくて、一つはフランスの大きな博物館で
厳重にガラスケースに保管してあるというものまであるらしい。

それが来春までに収蔵庫から出して退去してほしい。
という話になっているんだそうです。

が、山口先生は
これを「文化人類学者」の研究素材とするのみならず
工芸家や芸術家に直に手に触れてもらって
彼らの創作に役立てたい。との意向があられる。
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そのうえ、
自分が幼少のころ
図書室で巡り合った「図鑑」のように
子供たちに直に触れさせて「アマゾン」を探検したいな。
と思ってほしいのだそうだ。

「この品物は?」
「この写真は?」
と成瀬正憲さんが質問すると
もう止まらない。

ナマケモノとアリクイとアルマジロと
子供たちに大人気なんですよね。
これの共通点って知ってますか?
それはね、かくかくしかじかで、
僕がアマゾンへ行ったときに、、、。

その顔を赤く塗ってあるのは
呪術的な意味もあるけれど
全くの自然素材で
血止めの効果や日焼けどめの効果があって、、
西洋文明では化粧品に
鉛が含有されていて後に健康被害が発覚して、、。

「未開の部族」とか上から目線で
いうのではなく、彼らは自然の中で最も高度に、、、。

山賊に襲われたり
モンゴロイド系で助かった話とか
一つ一つのエピソードが面白くて
止まらないが
これ20000点の全部のストーリーが先生の頭に入っているのだから
大変なことだ。

先生のあと
研究のためにアマゾンに入っている人はいるのですか?
と聞いても
結局は「もう後進はいない」と
おっしゃったと思う。(定かではないけど)

「これはなんとかしないと。」

成瀬さんは思ったと思う。

結論はわからなかったが
危機的状況は確かだった。

先生はこうもおっしゃっていた。
最近のアマゾン奥地での山火事が
あまりに大規模になっているので
こうした民族資料はもとより
少数民族の方々が心配です。と。

彼らはジャングルが無ければ生きていられないから。

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僕の感想なのですが
いつか先生の解説も添えて
アマゾンにお返しするのが
一番良いんじゃないかなあ。
そこで
世界中の研究者やアーティストに
見てもらえたらいいのになあ。
って。


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pn

本来コレクションって一つ一つに思い入れとドラマがある筈なんだよ、苦労(これがまた辛くないと思える苦労なんだろうけど)して手に入れた物のストーリーはいつまでも心に残る。
やっぱコレクション整理しようかな(^_^;)
by pn (2019-09-07 20:30) 

paulo

もし、日本でこの貴重な資料を展示することをやめるということが決まっているなら、ブラジル政府または関係する機関に引き取らせていただくのはありがたいことです。
既にブラジルに戻しても良いというアクションがされているならけっこうですが、何かお手伝いができることがあればご遠慮なくおしらせください。私のメルアドはshigekiww@gmail.comです。
by paulo (2019-09-08 10:47) 

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